第9回 寺子屋「お坊さん体験」を開催しました

「見る法要」から、「感じる法要」へ。

令和8年7月25日、法傳寺にて、第9回寺子屋「お坊さん体験」を開催いたしました。
今回の寺子屋は、これまでとは少し違う、新しい取り組みです。
「お寺だからこそできることは何だろう。」 「ここでしか味わえない体験とは何だろう。」
夏の寺子屋について実行委員会で何度も話し合いを重ね、その中で生まれたのが、この「お坊さん体験」でした。
お寺では法要に参加していただく機会はあっても、多くの場合は、お坊さんがお勤めする姿を静かに見守ることが中心です。
もちろん、それも法要の大切な形です。
しかし、お坊さんがどんな思いでお経を読み、どんな意味を持って仏具を打っているのか。その一つひとつを実際に体験することで、法要をもっと身近に感じてもらいたい。そして、お寺へ足を運ぶ楽しみを見つけてもらいたい。
そんな願いを込めて、この寺子屋を開催しました。

はじめに、特別御祈祷

まずは参加者の皆さんにお集まりいただき、一日の流れや体験内容について説明を行いました。
その後、参加者の皆さまの健やかな成長とご多幸を願い、特別御祈祷をお勤めしました。
本堂に響く読経に耳を傾け、手を合わせるひととき。
これから始まる「お坊さん体験」への心を整える、大切な時間となりました。

法衣に袖を通して、お坊さん気分

参加者は3つのグループに分かれ、
法衣を着ての記念撮影
仏具体験
休憩
を順番にローテーションしながら進めました。
法衣に着替えた子どもたちは、少し照れながらも、とてもかわいらしいお坊さん姿に。
大人の皆さんからは、
「似合うなぁ!」 「本当にお坊さんみたい!」
という声も聞かれ、笑顔あふれる記念撮影となりました。
法衣を身にまとうことで自然と背筋が伸び、お坊さんの気持ちを少し体験していただけたのではないでしょうか。
また、小さなお子さんは休憩を挟みながら、お寺の中で元気いっぱいに遊ぶ姿も見られ、本堂には終始笑顔と笑い声があふれていました。

初めて触れる仏具に挑戦

仏具体験では、
金丸
木鉦
太鼓
団扇太鼓
の4種類の仏具に触れ、それぞれの役割や扱い方を学びました。
普段は法要で目にしていても、実際に自分で扱うのは初めてという方ばかり。
音を出すタイミングや打ち方など、思っていた以上に難しく、皆さん真剣な表情で何度も練習してくださいました。

本番に向けて心を合わせる

全員が体験を終えた後は、一人ひとりの担当を決め、パートごとの練習を行いました。
その後は全員で流れを確認しながら、何度も全体練習を重ねました。
お経を読みながら、決められたタイミングで仏具を打つことは想像以上に難しく、最初は戸惑う姿も見られました。
それでも、「もう一回やってみよう!」と繰り返し挑戦し、少しずつ息が合っていく様子がとても印象的でした。

心を一つにして迎えた法要

そして、いよいよ本番。
緊張した表情も見られましたが、皆さんがこれまで練習してきた成果を十分に発揮し、それぞれが担当する役割を立派に果たしてくださいました。
読経と仏具の音が一つになり、参加者全員で勤めた法要は、とても温かく、心に残る時間となりました。
法要は「見るもの」から、「自分たちでつくり上げるもの」へ。
体験したからこそ感じられる難しさや達成感、そして法要の尊さを、少しでも感じていただけたのではないかと思います。

「やってよかった。」その笑顔が何よりの宝物

終了後には、
「楽しかった!」 「やってよかった!」 「また参加したい!」
そんな嬉しい感想をたくさんいただきました。
初めて触れる仏具、馴染みのない漢字が並ぶお経。
分からないことばかりで戸惑いながらも、一人ひとりが真剣に挑戦し、笑顔で一日を終えられたことを、私たちも大変嬉しく思います。
この体験を通して、お寺や法要を少しでも身近に感じ、「またお寺へ行ってみよう」と思っていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。
法傳寺ではこれからも、「お寺だからこそできること」を大切にしながら、子どもから大人まで、世代を超えて楽しみ、学び、集えるお寺を目指してまいります。
ご参加いただいた皆さま、そして開催にあたりご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
また皆さまとお会いできる日を、心より楽しみにしております。

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