大阪府豊能宗務所主催(教化センター企画)の「能勢クエストⅤ」が、5月6日、能勢町西能勢地区で開催されました。
当企画も今年で6年目。昨年は開催以来初めての雨天中止☔となり、今年はスライド開催となりました。
能勢で生まれ育ちすくすくと成長している子ども達、止む無い事情で故郷を離れて暮らしている子ども達が、故郷の自然や歴史に触れたり、地場産業などを紹介しながら故郷が頑張っていることを知り、生まれ故郷に誇りを持ってもらうことを目的とした試みで、今年で第5回を迎えました。
それと同時に、やはりお坊さんが運営するイベントですから、地元のお寺に親しみを持ってもらうために、地図とカードを頼りにお寺を巡り、謎解きをしながらご朱印を集めて、最終的な合計ポイントで順位を競う「親子参加型トレジャーハイキング」として平成26年にスタートしました。
今年は、スタッフ合せて総勢45名。10kmほどの道程を、2つの寺院をスタート地点と折り返しにして、半日かけて歩きました。
途中、折り返しポイントである妙圓寺の第20世法運院日啓上人の弟子本妙日臨律師の顕彰碑や、土祖神などの史跡を巡りお勉強?
そして、本開催のメインコース、「日本の棚田百選」に選ばれている長谷地区の棚田を訪れました。
地元の檀家さんの協力を得て、要所要所で丁寧な解説をしていただき、ハイキングのみでの参加者も西能勢地区の魅力を再確認できたと思います。
ただ、棚田のある地域はすり鉢状の地形で勾配がきつく、例年より体力の消耗が激しかったのでしょう。所々で伴走車が活躍しました?
中止になった昨年に比べて参加者が減ってしまいましたが、それでも法務の傍ら少しずつ準備を始め、新緑の香りに包まれ、キラキラと日の光に輝く水田の間を進みながら、景色とマップを交互に見やって楽しそうにしている子ども達を見ていると、「今年も開催して良かった(´∀`*)」と思えます。
ハイキングの目線で初めて味わえる様々な体験が、やがて大切な気付きとなってくれることを願って止みません
令和という新しい時代を迎え、受け継がれてきた信仰や地域の歴史を大切にして、心の中にある仏さまの種を育て、オンリーワンの花を咲かせて欲しいものです?