下部に添付しましたPDFファイルは、当山檀徒の方が日蓮宗新聞社に寄稿された記事の原文です。
私は本年10月に第30世法燈を継承し、先代29世である師父は入寺50年の節目を以て隠退されました。
この月命日参りは、先代の入寺と共に始まり、一度たりとも欠けることなく毎月19日に営まれ、退任と共に50年目を迎えるに至りました。そしてこれを機に、先代がお施主に申し出られました。
先代:「貴兄が今日まで50年間、一度たりとも休むことなく続けて来られた月回向への思いを、是非文章に綴っていただけないでしょうか。月回向を営む有難さを、他の檀信徒の皆さんにも知っていただきたいと思うのです。白木の位牌だった霊位が、今年50回忌法要を迎えられます。私も50年務めた住職を今年退任し、皆様からのお陰をもちまして愚息修徒に法燈を継承する運びとなり、法悦感謝の極みです。」
50年で一区切りにしましょうかという先代の勧めもありましたが、現在では毎月私が19日の夜に御回向に伺っております。
そして、今までと全く変わりなく、約40分の間御当主が私の後で手を合わせ、御先祖の菩提に篤くお祈りされております。
ただ、ひとつだけ変わったことと言えば…
膝に乗せられているお子さんが、我が子からお孫さんへと、世代が移り変わったことでしょうか。
PDFファイルはこちら↓↓↓
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