11月6日(土)、千葉にあります大本山清澄寺で度牒交付式がありました。 この交付により、次男は宗門から正式に沙弥(しゃみ)として認められ僧籍簿に加えられます。
4年前には長男が交付を受けました。
まだ、コロナ禍前のことで、祖師堂は大変な賑わいでお友達もできたのですが、残念ながら今回は縮小開催で日帰りの日程でした?
師僧である私は、週末に動かせない法務が入っておりましたので、家内が付き添い新幹線で向かう予定でした。しかし、直前に法務延期となったため、急きょ私の運転で車移動?となりました。
自家用車ならば、折角ですので祖山(山梨県の身延山)にもご報告を兼ねてお参り?
私と留守番のはずだった90歳の母?が「私もついて行く✋ハイッ!」と言い出し...
飼い犬(シン2歳♂)?を置いて出掛ける訳にもいかず...
結局、5人と1匹で往復1000kmの大移動となりました ? ??????
日蓮聖人御年12歳の時、清澄寺にご入山され学問剃髪、日本第一の智者たらんとの誓願を立て鎌倉や近畿南都北嶺で諸宗の研学を続けられ、ついには建長5年4月28日朝まだき、 32歳で立教開宗を宣言された宗門史跡です?
2回目のワクチン接種?が進み、全国的に新規陽性者数も小康状態で、付き添いを含めた参加者もある程度の人数が集まりました。
それでも、徹底した感染拡大予防措置の中で、終日マスクをつけながらの縮小開催は、長男の時を思い出すととても残念なことでした?
次男はこの日のことを忘れないでしょう。
たとえ様々な制約があっても、いくら不自由でもこの日を迎えられたことは幸せです。
悪疫(ウイルス自体が悪いのではありません)により、 図らずも言い尽くせぬ苦渋や無念を抱えてしまった大勢の人たちの思いを忘れること無く、僧侶への第一歩を踏み出して欲しいと思います。
今から98年前(大正12年)8月28日、清澄寺旭が森の日蓮聖人銅像は、東京より海路で運ばれ、翌29日午後2時に清澄寺に到着、30日に旭が森に引き上げられて午後3時に建立されました。令和4年(2022年)は、旭が森日蓮聖人銅像建立100年を迎えます。(千葉日澄寺ブログより)