先日、護国寺がある京都市山科区で、ある歴史的発見がありました!
それは・・・
山科本願寺のサウナ式風呂の遺構が見つかったのです
新聞にも取り上げられていました
山科本願寺とは、浄土真宗の中興の祖、蓮如上人が創建したお寺で、
その規模は壮大にして、城郭のような造りとなっていました。
今でもその土塁あとの遺構が現存しており、まるで山のような高さを誇っています( ̄□ ̄;)!!
その栄華を極めた山科本願寺を攻め落としたのが、
なんと法華一揆です!
当時は一向一揆が吹き荒れる時代!
その総本山である山科本願寺は、幕府や周辺の人々にとってやっかいな存在でもありました。
その一方、応仁の乱以後、京都では日蓮宗が教線を伸ばし、
京都に住む町衆のほとんどが日蓮宗を信仰している状態となっておりました。
そんな中、一向一揆が京都に攻めてくるという噂がたちます∑( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!
これは大変なことだ!ということで結成されたのが法華一揆
法華一揆は京都の街の自警団の役割を担い、いたる所で一向一揆と戦います(;`O´)o!!
そしてついに1532年(天文元)8月、法華一揆は周辺の守護大名らと共に山科本願寺を攻め、
社坊ひとつ残さず灰燼とさせたわけであります(( ;゚д゚)
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なんとも、宗教戦争そのもの!
上記の新聞によりますと、対立していた日蓮宗の題目碑を、
サウナ式風呂の建設用材として利用していたとの事。
それぐらい日蓮宗が憎かったのですね(p(>o<)q)いやぁぁぁ!!!
時は移り現代、山科本願寺の跡地には、浄土真宗のお西さん、お東さんの別院が建ち並び、
その近くには日蓮宗の護国寺(当山)が建っています。
きっと昔の人が見たら驚かれるでしょうね!
いや!争いもなく共存していることを喜ばれるかも!?
と想いを馳せた新聞記事でした