師走に入り風の強い寒い日が続きます。今日の地元新聞に、能登半島6市町でのアンケート調査の結果、能登の復興が進んでいないと答えた人の割合が63%に上るそうです。
奥能登は9月には豪雨被害にも見舞われましたが、ボランティア活動の参加者が減少するなど、被災地への関心低下が浮き彫りとなっています。
実際、今月9日にボランティア能登のメンバー2名と輪島市での泥だし作業ボランティアに参加しましたが、50名の募集に対し、個人で参加したのは私たちを含め6名でした。
今回は河川近くの住宅の泥だし作業でしたが、軽トラックを近くまで着けることができないので、粘土のような泥を土嚢袋に入れ運び出す作業が続きました。家主の方の話では、住宅が床上1メートルほど水に浸かったそうです。床板を外しての泥だし作業も行いましたが、今回は参加人数も少なく1日ですべての作業を終えることができませんでした。次の日に参加するボランティアが作業を引き継ぎますが、ボランティア参加者の減少を感じると共に、復興が進んでいないことを実感します。
今回6人のなかに兵庫県と愛知県からボランティアに参加されている方がいました。遠いところ頭が下がる思いです。小雨の降る寒い日での作業となりましたがお疲れ様でした。
また15日には、本山妙成寺の丈六堂で年末恒例の「すす払い」が行われました。作業の前の法要では、能登半島地震ならびに奥能登豪雨で亡くなられた方々の追悼供養と、早期の復旧を参加の檀信徒と共に読誦・唱題し祈念させて頂きました。この日も、みぞれまじりの雨の降る寒い日となりましたが、ご参加の皆様お疲れ様でした。合掌