新聞の調査によると、震災から半年が経過し「復旧・復興の実感があるか」の問いに、「ない」と答えた人が7割に達するそうです。殊に奥能登地域における公費解体や道路や家屋の修繕など、震災復興に関する様々な問題が浮き彫りとなり、早期の復旧・復興が望まれます。
能登半島地震発生から半年を迎える7月1日、当山にて檀信徒と共に魂迎会・祠堂経法要を営みました。
法要では、参詣者のご先祖様や祠堂経に記載されている各御霊位のご回向と共に、卒塔婆をたてて今回の能登半島地震で亡くなられた方々のご回向と、一日も早い震災からの復興をご祈念させて頂きました。
雨も降らず例年に比べ涼しいなか無事法要を営むことが出来ました。法要後は、芝寿しの朔日(ついたち)弁当をお供物と共に参拝の方にお渡ししました。このお弁当は、毎月朔日(1日)限定で販売されるもので、地元の食材を取り入れたレアなお弁当です。このお弁当をとても楽しみにしている方もいるほどです。
ご参拝の皆様お疲れ様で御座いました。しかし奥能登など被害が甚大な地域では、お寺での宗教活動が一切できない寺院が多数あります。復興へのさらなる手厚い支援を切に念願する次第です。合掌