来年のカレンダー

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

 9月に入り朝晩もめっきり涼しくなり、秋の気配を感じられるようになりました。近隣の田んぼでも稲刈りがはじまり、いよいよ実りの秋を実感します。

 毎年12月に能登の日蓮宗で発行しているカレンダー作製にあたり、僧侶が仏教用語などの漢字を揮毫しています。来年のカレンダーに筆記の依頼がありましたので、『積徳』(しゃくとく)の二字を書かせて頂きました。

 積徳とは、善い行いを積みかさねることです。法華経の提婆達多品第十二に「積功累徳・求菩薩道」と記されており、仏道を成し遂げるには、世のため人のために功徳(善き行い)を積み累(かさ)ねて行く事の大切さが示されています。

 わたしたちの生活に於いても、コツコツと地道な努力を積み累ねて行く事で、すばらしい成果が得られることを忘れていならないと思います。

 他のご住職も筆記した来年のカレンダー。師走に檀信徒の皆様へ配布させて頂きます。それにしても人の目に触れるものを墨筆で書くのは難しいです。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ