2月23日、当山にご奉安する鬼子母尊神大祭を営みました。多くの日蓮宗寺院で祀られる「鬼子母神さま」は、法華経を信仰する者を守護する善神です。日蓮聖人も「鬼子母神・十羅刹女、法華経の題目を持つものを守護すべしと見たり」と、ご遺文に記され、大曼荼羅ご本尊にも勧請されています。当日は、宗祖ご降誕800年のご報恩のお題目も唱えさせて頂きました。
例年は、弟の藤本上人や従兄の赤木上人に、ご出仕して頂いておりましたが、本年はコロナ禍のため住職ひとりで寒水行と法要を午前と午後の2回行いました。(写真) 大変なご時世のなか、有難いことに例年通り沢山のご参拝を頂きましたこと、心より御礼申し上げます。また午後の部の法要にお参り頂き、分散参拝にご協力を頂きましたこと、重ねて御礼申し上げます。
1日に2回の寒水行を行うのは、20数年前の大荒行以来であります。正直、50歳を超えた身には少々きつかったです。来年は、藤本上人・赤木上人と共に、ご祭礼を奉行できることを念願する次第です。皆さまには、寒い中ご参拝頂きありがとうございました。合掌