月施餓鬼因縁供養【12月8日10時00~】

 当山では毎月追善供養として、ご先祖供養と因縁供養を行っています。
                             
 ご先祖供養の功徳は、ご先祖様がお喜びになるのは勿論のこと、佛様神様にも護られ、心を見つめる機会となり、心が安らかになり豊かになります。故人を懐かしみ、感謝の心と命のルーツが実感でき、親子の絆を強め、長幼の序を体得し、親孝行を学び、家庭が円満となります。

 因縁供養の因縁とは、生前の生き方と心の状態により、死後も今なお苦しんでいる霊、家や個人に頼って救いを求めている霊、また、恨みを晴らそうとしている霊の事です。一般的には悪霊とか邪霊、邪気と言われています。この中には、生霊、呪詛、動物霊なども含まれます。
                                        
 何代もさかのぼると、数えきれないご先祖の中に、少なからず事故や不慮の死、怨み、憎しみの念、商売や仕事に借金問題、男女の問題など、人の一生とは様々な苦しみと共にあり、そのなかで平安を得られずに亡くなられた方がいます。

 そのように先祖の中に苦しんでいる方、また、逆に先祖の行ないにより苦しみ、怨みの中で亡くなられた人は、怨念、悪霊という形で様々な霊障や現象を起こすことがあります。事象としては、日々のこころの持ち方に影響をもたらすとともに、病気になったり、人間関係や仕事関係が悪化していきます。一般的にはその原因がわからずに除霊やお祓いという方法を用いますが、いずれそういった霊は強くなって戻ってきます。智弘院では法華経の教えのもと、懺悔、お詫びの気持ちを持って供養をし、浄化していきます。つまり、供養することが本当の解決に繋がるのです。

 現在、抱えている悩みや問題が、供養を続けていくと、信心の度合いによって劇的に変化する人、徐々に変わっていく人、いつの間にか良い方向に進んでいる人など、それぞれ人によって違いはありますが、法華経、お題目による供養は、物事が好転していき、自分の心を正しい方へと導く大切な一つの行ないです。
 

智弘院HP

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