15日にお寺では戦没者慰霊の御供養が行われました。
先の大戦では多くの尊い命が失われました。
祖国の平和と発展、家族の安寧を願いつつ、戦場で或いは爆撃による戦禍の犠牲となられた方々、直接戦争に巻込まれなくても飢えや病に斃れた方々のご無念。
愛する家族を失われたご遺族の悲しみは、筆舌に尽くしがたいものがあります。
また、未だに多くのご遺骨が国内外の戦地に取り残されており、望郷の念を抱きながら、今なお戦場に眠っています。
今日、私達が享受している平和や豊かさは、先人たちの大きな犠牲の上に得られたものであることを心に刻まなければなりませんが、未だ争いを続け、目先の欲にとらわれ、本当の平和を見い出すことの出来ない現実があります。
特攻隊員の遺書を読むと、涙が止まりません。
靖国の英霊は、私たちのことをどのような気持ちで見ているか。
亡くなられた方々は、どのような最後を。
各戦地、飢餓、疫病、戦没の方々。
シベリア抑留の犠牲者の方々。
千鳥ヶ淵墓苑の無名戦士の方々。
学徒出陣の特攻隊の方々。
ひめゆり学徒、日赤看護婦、挺身隊員の女性たち。
原爆、空襲の犠牲者の方々。
他国の犠牲者、民間人の方々。
日本だけでも数百万人。想像がつきません。
世界中ではどれほどの人が。
また、今も形を変えて戦いが続いている。
まず、自分自身が努力していこうと思う。
お詫びと感謝と誓いの戦没者慰霊の供養でなければと思ってます。