平成7年1月17日朝5時46分、淡路島北部を震源とする大地震が発生しました。のちに阪神淡路大震災と呼ばれる地震は、夜明け前の街を襲い、命を落とされた方の多くは逃げることもできませんでした。
自分はまだ小学校低学年であったけれど、高速道路の橋脚が横倒しになり、ビルが倒壊している映像は今でもはっきり覚えています。
今日は令和6年1月17日。震災から29年の歳月が流れ、美しく復興した街で慰霊のお経をあげさせていただきました。
今回は日蓮宗兵庫県東部青年会が毎年行っている阪神淡路大震災慰霊にお声かけをいただき、全日青から横井会長と有志4名が参加しました。
東遊園地では市の慰霊行事が行われていて、夜明け前に関わらず多くの人が集まり灯籠に火を灯していました。
先日の能登半島地震で被災された方に想いを寄せる『ともに』が灯篭で描かれていました。私たちもお経をあげて慰霊をさせていただきました。
その後淡路島に移動し、岩屋漁港から神戸の街に向かって慰霊法要を行いました。
世情を鑑みれば、さまざまなお考えがあることは承知しています。しかし、今だからこそ震災を学び、それを乗り越えた場所で慰霊に参加することは大変意味があったと思います。より一層、今被災された方々にできることを、一生懸命考えて行動します。
このような機会を作っていただいた、日蓮宗兵庫県東部青年会の皆様に改めて感謝申し上げます。