10月22日京都日蓮宗青年会の会員4名は東山区にある阿弥陀ヶ峰に無名童女50回忌の塔婆を建立した。
今から49年前、阿弥陀ヶ峰で身元不明の少女のご遺体が発見され、その少女は未だに名前も分からず両親も見つかっていません。このような悲しい事件が二度と起こらないように、また、一人でも多くの子供たちに仏さまの光が届くように、という願いを込めて毎年夏に開催されている「修養道場」が始まりました。いわば修養道場が始まるきっかけとなった霊位。
今年の夏の修養道場で50回忌法要を道場生と共に営んでおり、その時に道場生が書いた水塔婆を建立し、大西会長導師の下、追善の法要を営んだ。
修養道場のメインテーマである「仏さまのひかりを私たちのまわりにひろげましょう」は50回忌を迎えた今でも、変わることなく歴代の京都日蓮宗青年会に連綿と受け継がれている。
会長は「子供たちの取り巻く環境は、当時と比べて益々不安なものになっていると感じる昨今である。これからも「仏さまのひかりを私たちのまわりにひろげましょう」の修養道場のメインテーマを受け継ぎ、修養道場をはじめとした青少年教化に精進しなければならない。そして、このことを次代の青年会員に受け継いでいくことが私たちの使命である。」と語った。