滋賀県大津市比叡山横川定光院(橋本一妙主管)で4月28日、京都日蓮聖人門下連合会主催・京都日蓮聖人門下本山会後援のもと「立教開宗会」が本門法華宗大本山妙蓮寺松下日肆貫首導師で行われた。
当日は、天候が悪く受付からの雨にも関わらず、定光院までの足元の悪い参道を約120名の僧侶・檀信徒が歩いて登詣した。
法要に先立ち、京都府第1部布教師会鶏内泰寛師(常徳寺住職)による法話が行われた。
まず、日蓮聖人の横川定光院での生活、また立教開宗に至るまでの流れを説明。そして、今回の講題でもある「煩悩即菩提」について、「煩悩は誰にでもあるが、その煩悩から解放された時、仏の心になる事が出来る。また、煩悩とは何か?その煩悩から解放されるには、仏様の教えを全身全霊で信じ、敬い、従い、捧げ、感謝する事であり、これから法華経の教えを体得して欲しい」と述べられた。
法要では、京都日蓮門下連合会各本山の貫首臨席のもと行われ、雨の音が分からないほどの声で読誦し横川の山にお題目の声が響き渡った。