日蓮聖人御降誕800年慶讃 身延団参開催

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 4月10~12日の2泊3日で京都府第一部宗務所主催の「日蓮聖人御降誕800年慶讃身延団参」が僧侶・檀信徒82名の参加で開催された。

 京都駅に集合した参加者は、大型バス3台に別れ一路身延山を目指し出発した。京都からは近いようで遠く感じる身延山だが、道中休憩をとりながら7時間かけての移動となった。

 身延山へ到着した一行は長旅の疲れも見せず、奥之院思親閣・御廟所・御草庵跡を参拝し合掌しお題目を唱えた。

 2日目は、早朝の起床にも関わらず、爽やかな朝を迎え祖山の息吹を感じながら5時に撞かれる大鐘を見学し、身延の山に響き渡る鐘の音に感動し、朝勤に出仕し参拝した。

 そして、この団参のメインとなる祖山輪番奉仕を行った。旧書院で行われた委嘱式では内野日総法主猊下御名代井上瑞雄総務より「日蓮が弟子檀那等は此の山を本として参るべし此れ則ち霊山の契なり」と委嘱の序が読み上げられ登山した奉仕者へ輪番の委嘱がなされた。また、輪番給仕の説明と併せて「輪番奉仕を頂けることを大変ありがたく御礼申し上げます。」とご挨拶頂いた。その後、御真骨堂で橋本一妙宗務所長(本妙寺住職)を導師に輪番奉仕の法要を行った。参加者は声高らかに報恩謝徳の読誦・唱題を行い、日蓮聖人の御真骨の奉拝に感銘を受け「霊山之契」を頂戴した。その後、祖師堂ではお開帳を受け、身延山の参拝を締めくくった。

 久遠寺を後にした一行は、本山大野山本遠寺を参拝しお開帳を受け縁起の説明を受け、名残惜しくも身延山を後にした。

 2日目の夜には、修善寺温泉に宿泊し、参加者は皆笑顔で懇親を諮り2日間の疲れを温泉で癒した。

 3日目は世界文化遺産韮山反射炉・江川邸を観光した後、参加者全員が無事帰路に着いた。

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