京都市上京区本山妙覺寺(及川日周貫首)において、1月6日より京都市観光協会やJR西日本が参画するキャンペーン「第52回京の冬の旅」にて非公開文化財特別公開が開催中である。
以前より「開かれた本山」を主唱してきた及川日周貫首の意向を受けて、平成28年度以来、京都の秋の風物詩である「紅葉ライトアップ」を開催し、期間中には日蓮聖人直筆と伝えられる法華経が納められた華芳塔堂(京都府
指定有形文化財)も開扉しライトアップを行ったり、ザ・リッツカールトン京都との提携業務として「朝のおつとめ体験」を実施し、海外からの参加者から大きな評価を得るなどの実績もあり、今回の京の冬の旅では、狩野派始祖の狩野元信筆「大涅槃図」を特別公開するとともに、四季折々の姿を楽しむ事ができる緑の苔が美しい本堂前の名庭である法姿園も見どころである。
京の冬の旅期間中、本堂内において画家塩澤文男氏よる釈尊と四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)を描いた仏画(幅約12メートル)の公開製作を実施しており、来春京都市内の5箇寺に奉納する予定である。
尚、開催は3月18日まで。時間は10:00~16:00受付終了。料金は600円となっている。