妙恵寺の長女・左奈恵「仏前結婚式」リポート

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こんにちは、副住職です。
去る8月28日、住職の長女・左奈恵(副住職の妹です)の仏前結婚式を、副住職が日頃からお世話になっている相模原・青柳寺の神部上人を式長にお迎えし、日蓮宗の正儀に則り挙行いたしました。
結婚式というと教会や神社のイメージが強いかと思いますが、お寺で行う「仏前結婚式」という形式もございます。
私たちが日頃から参拝しているご縁の深い仏様、諸天善神、そして両家のご先祖様にも見守っていただきながら、厳粛かつ和やかに式を挙げられるのが仏前結婚式の魅力です。
この日は晴天にも恵まれ、両家の親族、仲の良い友人達の多くの笑顔に囲まれ、感謝にあふれた結婚式になりました。

式中、参列の皆様と共に拝読いたしました日蓮聖人御遺文『兄弟抄』をご紹介いたします。
『兄弟抄』
「今二人の人々は一人も欠けなば成ずべからず。
たとえば鳥の二つの羽、人の両眼の如し。これもひとえに今生ばかりの事にはあらず、
生生世世に影と身と、花と果と、根と葉との如くにておわするぞかし、夫は妻とはかくの如し」
【現代語訳】
これから共に歩んでいく二人は、どちらか一人でも欠けたならば大事を成し遂げることはできない。
例えば、鳥の二つの羽、人の両眼のようなものである。こうした夫婦の契りはこの世ばかりのことではない。
生々世々に影と身とのように、華と果とのように、根と葉とのように相添うものである。夫と妻とはまさにそのようなものである。

新郎は、中学校時代からの友人である遠藤礼人さんです。
『兄弟抄』で日蓮聖人もお示しのように、夫婦2人で支え合いながら、暖かい家庭をつくっていってもらいたいと思います。
まだまだ若く未熟な二人ですので、今後とも長い目で温かくお見守りいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

仏前結婚式は、お寺の親族でしかできないものではございません。
どなたでも行うことができます!
・ご縁のあるお寺で結婚式がしてみたい!
・ウェディングドレスよりも和装の方が好き!
・意義を感じられる結婚式を挙げたい!
このような方々にはとてもお勧めです。
もし、仏前結婚式に興味のある方がいらっしゃいましたら、お気軽に副住職までご相談くださいませ。
ちなみに、副住職の結婚のお相手も絶賛募集中ですので、あわせてご相談下さいませ(笑)

・仏前結婚式の全体写真




・式長による報告文拝読


・三々九度盃礼の儀


・式長より日蓮宗の念珠授与

・指輪交換


・新郎新婦が声を揃えて誓いの言葉


・日蓮宗の正儀に則り婚姻の祝典を挙げたことを証明する正婚允可証の授与


・親族固めの盃の儀



・ご出仕いただいた僧侶と家族写真


最後までご覧いただきありがとうございました。
合掌
裕真。

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