8月の掲示板は「遠塵離垢」についてです。
この言葉は仏教語で、〈塵から遠ざかり 垢から離れる〉と読みます。
また、塵(ちり)や垢(あか)は、けがれや煩悩を指しています。
どんなものも使っていれば汚れてきます。
それは心や身体も同様で、頑張ってくれている証でもあります。
そして、人間にはもともと、たくさんの煩悩が備わっていると仏教では考えます。
鏡がちりやあかなどで汚れた時、しっかりと磨いてあげれば、もとの輝きを取り戻します。
私たちの心も時々はしっかりと磨いてあげることで、もとの輝きを取り戻すものです。
その一つの手段として、仏壇の前やお墓参りの際にお題目をお唱えし、心についたちりやあかを落としてみてはいかがでしょうか。