ご近所のお寺の著名人

 要傳寺が加盟する下谷仏教会(したやぶっきょうかい)には、教育・文化・芸術・芸能・出版・報道など各方面で活躍される高名なご住職が数多くおいでになります。以下に、当山住職もご縁を頂いた、知る人ぞ知る方々をご紹介いたします。
 なお、当山も加盟する下谷仏教会の活動については、コチラコチラをご参照下さい。

●奈良康明氏(1929-2017)
 下谷仏教会第6部の曹洞宗法清寺(台東区下谷1-8-22)の歴世(歴代住職)。『釈尊との対話』(日本放送出版協会NHKブックス、1988年)、『仏教と人間 主体的アプローチ』(東京書籍、1993年)、『ブッダ 最後の旅をたどる』(大法輪閣、2012年)など著書多数。氏が駒澤大学学長・同総長時代には、東京大学SAT大正新脩大藏經テキストデータベースの支援募金会で、当山住職も当事業の実務に携わりました。
●浦井正明氏(1937-)
 下谷仏教会第5部の天台宗現龍院(台東区上野公園15-25)の院首(前住職)で、現在、下谷仏教会第5部の東叡山輪王寺門跡寛永寺(台東区上野桜木1-14-11)の貫首。主著に、『「上野」時空遊行』(プレジデント社 2002年)、『上野寛永寺将軍家の葬儀』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー、2007年)、共著・監修に『目で見る台東区の100年』(郷土出版社、2007年)など。また、たいとう観光大使にも就任されています。なお、氏は、台東区教育委員会委員も歴任され、当山住職も公私ともにお世話になっております。関連記事は、コチラコチラから。また、現龍院には、浦井氏の盟友で、東京学芸大学教授・立正大学教授・徳川林政史研究所長・江戸東京博物館長を歴任された竹内誠(1933-2020)氏の墓所もあります。竹内氏には、当山住職も立正大学奉職時代に、テレビ番組「勇気と決断の日本人~日蓮七百五十年目の素顔~」の編集などでお世話になりました。
福島泰樹氏(1943-)
 下谷仏教会第8部の法華宗本門流法昌寺(台東区下谷2-10-6)の院首(前住職)。歌人・詩人・朗読家。絶叫詩人として、「短歌絶叫コンサート」と称する朗読パフォーマンスで活動中。『宮沢賢治と東京宇宙』(日本放送出版協会、1996年)、『わが心の日蓮』(春秋社、2010年)、『寺山修司 死と生の履歴書』(彩流社、2010年)、『さらば、立松和平』(ウェイツ、2010年)などの著書のほか、『絶叫!中原中也』(ペルメージ・レコード、2007年)、『福島泰樹短歌絶叫』(鳥影社、2005年)などの音源記録媒体も出されています。また、法昌寺には、元プロボクサーでコメディアンのたこ八郎(1940-1985)を供養する「たこ地蔵」があります。なお、当山ホームページの関連記事は、コチラから。
●佐山哲郎氏(1948-)
 下谷仏教会のうち当山と同じ第6部所属の浄土宗西念寺(台東区根岸3-13-17)住職。日本の漫画原作者、編集者、文筆家。スタジオジブリ製作のアニメーション映画『コクリコ坂から』の原作者としても知られます。
末廣正栄
 下谷仏教会第3部の天台宗金嶺寺(台東区谷中1-6-27)住職。NHK大河ドラマ「平清盛」「麒麟がくる」「光る君へ」などの仏事指導としても名を連ねていらっしゃいます。大河ドラマ「光る君へ」では、第35回「中宮の涙」の藤原道長金峯山御嶽詣の場面、第40回「君を置きて」の一條天皇崩御の場面に、それぞれ本人出演されています。蛇足乍ら、当ホームページの大河ドラマ関連記事はコチラの一覧から御覧下さい。
 なお、金嶺寺前住職で学校法人駒込学園理事長の末廣照純氏には、台東区教育委員会委員時代に、当山住職も活動を共にしました。
小倉孝俊
 下谷仏教会第3部日蓮宗感応寺(台東区谷中6-2-4)の修徒で、集英社の少年ジャンプ漫画賞のうち第85回手塚賞を受賞した若手漫画家。ヤングジャンプコミックスからコミックも出しています。感応寺は、要伝寺も構成員である親進会(しんしんかい)所属の日蓮宗寺院です。親進会の活動については、コチラコチラの記事等をご参照ください。

(文責 高森大乗)

台東区鳥瞰(左下が上野恩賜公園、右が隅田川)_GoogleEarth

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