開催日:2007年02月15日
論文「日蓮遺文の釈尊本生譚」を『上田本昌先生喜寿記念論文集 日蓮聖人と法華仏教』(2007年2月)に寄稿しました。
日蓮聖人の釈尊観や本仏観については、多くの先行研究が世に出ておりますが、釈尊の本生譚(過去世の物語)に焦点を絞って俯瞰的に遺文中の記述を分析た論攷は管見の限りみられません。本項では、釈尊の因行(成仏に至るまでの過去世の菩薩行)を日蓮聖人がいかに認識し、解釈したかを探ることによって、日蓮聖人の釈尊観を研究するための資助としたいと思います。
なお、本稿第5項では、この度の研究の成果から、近年議論が交わされている日蓮聖人の摂受折伏論(摂折論)についても言及しておりますので、併せてご批正賜わりますようお願い申し上げます。
本稿の全文は、コチラから。