開催日:2024年03月20日
4月8日はお釈迦様の降誕会(ごうたんえ)、「花まつり」にあたります。
お釈迦様は、今から2500年ほど前、インドとネパールの国境付近にあったルンビニー(藍毘尼園)で、アショーカ(無憂)樹の花に手をのばした摩耶夫人(まやぶにん)の右脇腹から生れたと伝えられます。
お釈迦様の生誕を祝う法会は、仏生会、灌仏会、竜華会、花まつりなどともいい、ご誕生の時、右手で天を指し、左手で地を指し「天上天下唯我独尊」と宣言されたという伝説に基づく「誕生仏」を安置し、五色水、香湯、甘草等の香水を頂上からそそぎ、沐浴灌洗(もくよくかんせん)します。この香水がいわゆる甘茶です。
「誕生仏」を沐浴灌洗すると、現世では無病息災で長寿が得られ、家族・縁者もその功徳によって安穏に生きることができ、未来には速やかに菩提を証して仏になることができると言い伝えられます。
今年の要伝寺の「花まつり」は、春彼岸の入り日、および春彼岸期間中の土・日・祝日(春分の日)に併せて営為いたします。境内で、花御堂(はなみどう)の「誕生仏」に甘茶をかけ、お参りいただけますので、是非お立ち寄り下さい。なお、「花まつり」の記念品をご用意しておりますので、お子様・お孫様に差し上げて下さい。