🆕第110・111回要伝寺団参(国内団体参詣)「大河ドラマ『べらぼう』探訪ツアー」(第1次案内)

開催日:2025年05月31日

要伝寺檀信徒各位
 NHK開局100周年となる令和7年(2025)の第64作NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の放送にあわせ、下記の通り当山の第110・111回目となる団参(国内団体参詣)を企画します。
 江戸吉原に生まれた蔦屋重三郎(1750年2月13日~1797年5月31日)やドラマの登場人物ゆかりの地を訪ねてその足跡を辿れば、作品への没入感も高まろうというものです。特に、5月には、蔦屋重三郎の229回目の命日「蔦重忌」を迎えますので、菩提寺である日蓮宗正法寺も訪ねたいと思います。
 詳細は、追って告知いたしますので、是非楽しみにお待ち下さい。
 なお、要伝寺団体参拝・団体参詣についてはコチラを、団参の過去の訪問先についてはコチラをそれぞれご参照下さい。  住職

    記
【日程(案)】令和7年4~5月頃/平日コースと土日コースの全2回程度(半日)
【探訪先(案)】吉原大門と江戸新吉原耕書堂(台東区吉原)・平賀源内墓(台東区橋場)・日蓮宗正法寺と蔦屋重三郎墓(台東区東浅草)・べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館(台東区花川戸)・浅草寺山東京伝机塚碑(台東区浅草)・耕書堂跡(中央区日本橋)・すみだ北斎美術館(墨田区亀沢)・誓教寺葛飾北斎墓(台東区元浅草)・大田南畝蜀山人の碑(台東区上野公園)等  *各回毎にコースは変更の予定
【交通手段】マイクロバスまたはハイヤー分乗(要伝寺出発・上野駅解散)
【参加費】未定

蔦屋家墓碑・重三郎母子顕彰碑(浅草正法寺住職 佐野詮修氏提供)

 なお、要伝寺サイト内の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の関連記事は、下記の通り。
蔦屋重三郎と東洲斎写楽~NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」先取り~
「べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館」開館予告
江戸新吉原耕書堂が期間限定でオープン!!
台東区開催の大河ドラマ「べらぼう」企画

左は『画本東都遊』3巻(部分),浅草庵ほか,享和2[1802]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2533327、右は耕書堂跡に立つ中央区教育委員会の案内板

 版元蔦屋の店舗があった場所について、よく知られているのは、現在の東京都中央区日本橋大伝馬町にあった通油町(とおりあぶらちょう)の耕書堂(こうしょどう)跡地が有名ですが、蔦屋1号店が構えられた場所は、吉原遊郭の入口にあたる吉原大門(よしわらおおもん)の脇(現、東京都台東区千束1-11付近)だったことが知られます。

『吉原さいけん』,蔦屋重三郎,安永8[1779]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2539537

 安永8年(1779)刊の『吉原さいけん』には「細見板元本屋 つたや重三郎」とみえ、この場所は、図の位置関係から、二代目歌川広重『東都新吉原一覧』の「五十間道(ごじっけんみち)」の南側辺りに相当すると推定されます。

『東都新吉原一覧』,歌川広重,万延元・安政7[1860].東京都立中央図書館 http://archive.library.metro.tokyo.jp/da/detail?tilcod=0000000003-00055207

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