テレビ神奈川「勇気と決断の日本人~日蓮七百五十年目の素顔~」放送決定

開催日:2001年12月29日

 平成13年(2001)12月29日、日蓮聖人立教開宗750年を迎えるにあたり、テレビ神奈川(TVK)で特別番組「勇気と決断の日本人~日蓮七百五十年目の素顔~」が放送されます。当番組の編集には、立正大学講師の浜島典彦氏とともに当山副住職の髙森大乗も携わりました。
 番組には、立正大学名誉教授(元仏教学部教授)の渡邉宝陽氏をメインキャストに、浜田国際大学客員教授のアントン・ウィッキー氏が熱心なスリランカ仏教徒を代表して、スポーツインストラクター・國學院大學柔道部顧問のチャック・ウィルソン氏が敬虔なクリスチャンを代表して、それぞれスタジオ出演し、立正大学名誉教授(元文学部教授)今成元昭氏、元立正大学文学部教授・江戸東京博物館館長の竹内誠氏、筑波大学名誉教授(心理学)の小田晋氏、日蓮記講談師の一龍斎貞山師匠、落語立川流家元の立川談志師匠がVTR出演。宗教・歴史学・心理学・文化芸能等、様々な視点から日蓮聖人の魅力を語ります。
 番組の最後には、内村鑑三(1861-1930、キリスト教思想家・聖書学者)、吉田松陰(1830-1859、長州藩士・思想家・教育者・兵学者)、矢内原忠男(1893-1961、東大総長・経済学者)、高山樗牛(1871-1902、日本文芸評論家・思想家)、宮沢賢治(1896-1933、童話作家・詩人)ら宗教家・識者・哲学者・文学者の日蓮聖人理解が語られ、日蓮聖人が700年の時を経てなお各界の著名人に評価され続けられている宗教者であることを実感できます。

《後日談》
 今成元昭氏には、副住職が立正大学奉職時代にお世話になり、論文「日蓮遺文の釈尊本生譚」、論文「日蓮遺文にみる賢王と愚王」等の執筆にあたり種々ご教示をいただきました。令和2年(2020)1月に他界され、墓所は氏が住職を務めた新宿区早稲田正法寺にあります。
 竹内誠氏は、令和2年(2020)9月に他界されましたが、生前に台東区上野寛永寺長臈・元台東区教育委員会委員の浦井正明氏と親交があり、そのご縁で墓所は浦井氏が住持される天台宗現龍院(要伝寺の最寄り駅でもある鶯谷駅より徒歩3分の天台宗寺院)に構えられました。当山副住職は、立正大学奉職時代に竹内氏、また台東区教育委員時代には浦井氏の、それぞれ謦咳に接しております。なお、浦井氏は、『うえの』誌にて当山檀徒でもある大和屋利右衛門について紹介されております。

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