坊守のひとりごと24’7

 先日、とある方の告別式に参列致しました。 会式の直前、急いで式場に駆け込んでいらした方がありました。。既に席は殆ど埋まっている状態で最前列しか空いている席がなく、式場のスタッフがその席へご案内をなさっていましたが、「不慣れですので・・」とご遠慮なさっている様子。すると「大丈夫です、ご案内いたしますね」と安心を促すように丁寧に対応されていました。

 その後、会場にいらした皆様に対して、式の流れ、お焼香の作法(導師に一礼する場所、何度香をおしいただくのか、遺族への一礼の場所、動線など)をとても分かりやすく説明して下さいました。最前列へ座ることを遠慮なさっていた方も安心してお焼香の動作を行われていらっしゃったように感じました。初めての参列なら誰しもこのように作法や式の流れが分からなければ不安に感じることもあるのだと思います。

 場所は違えど、お寺へのお参りの仕方も同じかもしれません。お賽銭をいれるのか?封筒にはなんと書くのか?お焼香の仕方は?お坊さんの呼び方は?そういうことも含めて一般の方には少し敷居が高く感じることもあるのでしょう。そんなお寺に対する疑問や仏教に対するあれこれをみんなで語り合う座談会「Helloブッダ」を毎月第一日曜日に開催しています。お寺のことはよく知っとるばい、という皆様もぜひ足をお運び頂き、ざっくばらんにお話しできたら嬉しいです。

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