坊守のひとりごと24’4

この春は次女にとっては小学校卒業と中学校入学という大きな節目でした。1年生の頃は全てがきらきらしていて楽しそうでしたが、学年があがるにつれ、友達との関係に悩んだり、勉強が難しくなったり、自分の理想と現実の間で苦しくなったこともあったようです。でも、友達の事で悩んでも最後に助けてくれるのもやっぱり友達でした。集団の中で沢山の人と関わりながら自分の弱みや強みに気付き学んだ6年間でした。
今回私は保護者代表の謝辞を依頼されたのですが、書き上げるまでにこれまでの色々を思い出し何度泣いたことか…。これだけ泣いたからもう大丈夫だな、と卒業式に臨みました。来賓挨拶、在校生からの言葉と粛々と式は進みます。卒業生の別れの歌が終わったら、いよいよ謝辞。「このままいけば、しっかり最後まで泣かずに読めるな」と思い、ふっと気を抜いたのもつかの間、次女が別れの歌の冒頭で、涙を袖で拭っているではありませんかー!
普段クールであまり感情を見せない次女ですが、本当によく頑張った6年間だったんだな、と思うと我慢していた涙がダーッと溢れ、結局鼻水だらだら、ひっくひっく言いながらなんとか最後まで読み終えたのでした。次女は「お母さんが一番泣いてたね」と恥ずかしそうでしたが、小さな学校の素敵な卒業式でした。

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