8月16日(月)、新町川でお盆にお迎えした各家諸霊をお送りする灯ろう流しを行いました。
お盆中連日雨が降り続き、当日の天候を心配していましたが、この時だけは雨も止み無事に諸霊をお送りさせて頂くことができました。
本年も残念ながら一般の方々のご参加をご遠慮申し上げ、徳島市仏教会の会員僧侶とお手伝いの方々のみによるお見送りとなりました。
例年より1時間早い開始で、午後6時からの法要後灯ろうをお流し致しました。
今年も当日の受け付けが有りませんでしたので灯ろうの数は少なくなりました。
最後は本宗寺院合同でお経を誦し、お題目をお唱えして諸霊をお送り致しました。
新型コロナウイルスが蔓延して2年目となるお盆でしたが、昨年に引き続き街での阿波おどりは自粛となり、街に期間中の賑やかさや熱気は無く、お檀家さん宅にお経にお伺いしても帰郷されている孫子さんもいない静かで寂しいお盆でありました。
私たちは、普段当たり前のように有り、失って初めてその有り難さに気づくことがあります。コロナ禍の中、続くいつもと違う日常にそのようなことを強く実感いたしました。
何事もない普通である日常が実は有り難いのだということに気付いて感謝し、また当たり前のように親族一同が集まって賑やかにご先祖さまのご供養ができるお盆が来るよう、己にできる予防対策はしっかりしつつ早期の終息を祈るばかりです。