今年も1月の6日(小寒)から節分までの「寒」中、市内寺町のお寺5ヵ寺合同で寒修行が行われました。
雨天以外の夕方6時から、団扇太鼓を打ちながら「お題目」を唱え、市内を6コースに分けて1時間ほど歩きます。
途中、その地区の檀信徒さん(檀家さんと信者さんを合わせた呼び方)宅やお店に立ち寄り、玄関先で家内安全、除災得幸、商売繁盛などを祈念します。
商店街や歓楽街、住宅街、大きな国道沿いも歩くので、この一行を見かけたことがある方は多いのではないでしょうか。
昔は檀信徒の皆さんと一緒に行っていましたが、交通量の増加や参加者の高齢化のため現在は僧侶のみで行っています。
(本行寺様本堂にて)
徳島県宗務所は、現在、日を決めて檀信徒の皆さんにも参加を呼びかけ、1日寒修行を行っています。
本年は1月18日(土)に開催され、会所を寺町の本行寺様に、僧侶、檀信徒、寺族の総勢15人が参加しました。
■寒修行のススメ
団扇太鼓を叩き、お題目を唱えながら街を歩くことで、たくさんの人々に「南無妙法蓮華経」のお題目の音声(おんじょう)を届けることができます。
これは仏教で一番大切な、仏様とのご縁を結ばせる大事な行いであります。
それと同時に、法華経を広める事となり、計り知れない功徳があると法華経には説かれています。
毎年、檀信徒の皆様と一緒に歩く寒修行を行います。参加してみたいと志のある方は是非参加してみてください。
仏道修行と思い、お題目を唱え善根(ぜんこん)を積んで参りましょう。 (日蓮宗徳島県青年会発行『れんげ』より)