高張提灯(たかはりちょうちん)の張り替えをしていただきました

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有り難いお申し出

 現総代のお母さまが「高張提灯」の張り替えをして下さいました。
 
 当寺の山門隆昌を祈り、ご先祖さま追善のためとのことでございました。

 高張提灯は当寺で大きな行事を行なう時、また毎年お盆の灯ろう流し時に皆さんが集まる目印として使用しております。

 本年秋、コロナ禍により数年中止されていた門中寺院年番の「門中会式(もんちゅうえしき)」が当寺の当番で再開されることとなりその機会に合わせたものです。
 
 このお家は代々信仰篤く、前回の門中会式では山門の「山号額」、本堂入口の「寺号額」の修善をして下さいました。
 
 お寺の備品護持は費用がかかることが多く、このお申し出は大変有り難いことでありました。

【門中寺院】
 寺町にある本宗寺院で妙長寺・壽量寺・妙永寺・本行寺・善学寺(順不同)の5ヵ寺のこと。

【会式】
 本宗では日蓮大聖人のご命日である10月13日を中心に10月から11月にかけて全国の寺院で営まれる大切な法会のこと。
 中世には「大会(だいえ)」、「御影講(みえいこう)」「御影供(みえいく)」「御命講(おめいこう)」などといわれ、大聖人をお偲びするとともに報恩感謝の誠をお捧げする。

【高張提灯】
 提灯の形は大きな棗(なつめ)型で、和紙や竹ひご、針金で作られる。
 2本の腕木がある長竿の先に提灯の口輪・底輪をとめて高く掲げることから「高張」や「高提灯」とも呼ばれる。
 もとは江戸時代初期(1650年代頃)の武家で照明器具として使用されていた。
 家紋や屋号などが描かれ、時代とともに様々な業種の店先でも使用されるようになり、現代では社寺の祭礼や葬礼、飲食店等の看板、目印として使用されることが多い。

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