12年に1度の大祭(たいさい)
4月8日(金)・9日(土)、師父が住職を務める法華寺(海部郡海陽町鞆浦)で12年に1度行われる寅年大祭に出仕してまいりました。
善学寺からはお檀家さんが2名、寺族2名、私を含めて5名がお参りさせていただきました。
寅年生まれの師父が代務住職を務めていた法華寺の正式な住職となったのが12年前の寅年で平成22年(2010)72歳の時でありました。
寅年大祭の由来は同寺が寛永3年(1626)寅年に当地に遷座したことによるそうです。
今大祭はコロナ禍でやむなく規模を縮小、「出開帳行列」・「船渡御(ふなとぎょう)」を中止して法要のみとなりました。
8日夜、お衣更え法要を営み、私は皆が読経の中お像のお衣を替えさせていただきました。
翌9日、県内寺院も出仕して大法要が営まれ、法要中、修法師によるご宝前法楽と参拝者への大衆法楽加持が行われました。
法要
大導師を務める師父
ご宝前法楽
参拝者への大衆法楽加持
今回は小規模な大祭となりましたが、善学寺からお参りしたお檀家さんは大変感激されていました。12年後、また盛大な大祭が開催できるよう祈念いたしております。
12年前(平成22年)の寅年大祭
前大祭は市内各寺院より参拝団がバス1台でお参りいたしました。
法要前に町内を「出開帳行列」し、その後、輿を漁船にお乗せして鞆浦漁港を出港、檀信徒が分乗した漁船を引き連れて「船渡御(ふなとぎょう)」が行われ大変盛大な大祭でありました。
お像を輿にお乗せして出発
稚児達が輿を引く
行脚隊・檀信徒が団扇太鼓を叩いて続く
手倉海岸の岩上に立たれる祖師像(写真左上の白いお像)を遥拝
海中出現の聖跡にて読経
大法要
住職挨拶