宝とは…

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直径3センチの宝石10個が宝という人もいます。この世界にはさまざまな宝があります。
ただ、社会の片隅にいながら社会を照らす生活をする。その人こそがなくてはならない国の宝です。いやなことでも自分で引き受け、よいことは他の人にわかち与える。自分をひとまずおいて、まず他の人のために働く人こそ本当の慈悲なのである。真剣に道を求め、その道に打ち込む人は、生活が成り立たないはずがありません。必要最小限の衣食住は自然と備わります。しかし、衣食住に執着し、ぜいたく三昧の生活を志向する人は、私欲に心が奪われて仕事もなおざりとなり、道心は湧いてくるものではありません。
「衣食足りて礼節を知る」(生活に余裕ができて初めて礼儀や節度をわきまえられるようになる)という故事があります。もし衣食が足りなくなり、生活に困る事態になってしまったら、礼節を忘れるのでは、いかがなものでしょう。
古来より続く日本人の思いやりの心…忘れないようにしたいものです。

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