令和3年4月1日 盛運祈願祭

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

 春爛漫の陽気の中、妙傳寺本堂内にて盛運祈願祭、またお釈迦様のご降誕をお祝いする花祭りを執り行いました。
本年は本堂内をお花で飾り、甘茶をお釈迦様にお供えして御誕生のお祝いを致しました。
 お釈迦様の教えの中に「一切皆苦(いっさいかいく)」という言葉があります。これは私たちの世界は自分の思い通りにならない事ばかりである。新型コロナウイルス感染症拡大により、気軽に外に出られない、人と会えない、我慢をする事ばかりが増えていく。その思い通りにいかない事が「苦」に繋がっていく。この苦しみを理解するためには3つの真理を知る必要があります。その3つの真理とは
「諸行無常(しょぎょうむじょう)」
すべては移り変わるもの
「諸法無我(しょほうむが)」 
すべてはつながりの中で変化している
「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」
仏になるために仏教が目指すさとり
です。人は自分以外のものに原因を求め、不満になり、怒りを抱きます。その全てを自分の心が生み出していることに気付き、自分の心にある「プライド」「誇り」「欲望」などの煩悩を見つめ直す事により、安らかな心をもって生きることができます。
 一人一人が気を付けて、一日も早く新型コロナウイルス感染症が収まる事をお祈りいたします。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ