猫 ふんじゃった!

写真は、本堂右奥の天井板です。
お分かりいただけるでしょうか。天井板に亀裂が入っています。
実は、この天井板が割れてしまいました。

5月のある朝、朝勤のため本堂に上がった際に異変に気づきました。本堂右奥の天井板が一枚なくなっていたのです。
最初は泥棒でも入ったのかと思いましたが、副住職がはしごを掛けて天井裏を確認したところ、犯人が見つかりました。猫です。
天井裏をのぞき込んだ副住職の目と、暗闇の中で光る猫の目がばっちり合いました。猫は驚いたように天井裏の奥へと駆け去っていったそうですが、副住職の話によると、日頃から境内を歩き回っている見覚えのある猫だったとのことです。

とりあえず割れた天井板をはめ直して急場をしのぎましたが、猫に天井板を踏み抜かれたのは初めてのことです。これまでも時折、本堂の天井から動物らしき足音が聞こえることはありましたが、特に気にしていませんでした。

しかし、今回のように天井板を破損されるようになると困ります。さらに天井裏に住み着いて、子育てでも始められたらなおさらです。
早速、工務店に相談したところ、本堂の屋根と壁の間にかなり大きな隙間が4か所あることが分かりました。修理を依頼し、モルタルですべての隙間を埋めてもらいました。

妙勝寺は太平洋戦争の戦火に遭い、昭和20年6月29日の岡山空襲によって伽藍を焼失しました。その後、本堂が再建されたのは昭和33年のことです。それから約70年が経過しました。
この間にもさまざまな改築や修理を重ねてきましたが、建物には少しずつ傷みが現れています。
古い建物を維持していくことの難しさを、改めて実感した出来事でした。
今後も適切な管理に努めていきたいと思います。

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