おはよう御座います。
すっかり春らしい陽気になり、桜も見頃を迎えていますね。
”暑さ寒さも彼岸まで”という言葉があるように、本当に彼岸を過ぎてぐっと季節が進んだ様に思います。
さて今回は、3月に行われた彼岸法要について書きたいと思います。
皆様が思う大きな先祖供養の期間といえばお盆とお彼岸でしょうか。
お盆は一年に一度、御先祖様が帰ってくると考えられていますが、お彼岸は御先祖様が帰ってくるというより、御先祖様のお墓に参り、お花や御供をして読経などによって供養するという事、御先祖様への感謝を表す期間であると考えて頂ければと思います。
春は春分の日をはさんだ前後7日間、秋は秋分の日をはさんだ前後7日間、この期間をお彼岸といいます。
法傳寺では毎年、春分の日と秋分の日に彼岸法要を行っております。
今回も、午前中から役員の皆さんと共に彼岸の塔婆を本堂に並べる所から始まりました。
全て並び終えると、本堂の左右のスペースがいっぱいになるほどの塔婆があり、とても迫力があります。
塔婆がたくさん並べられている所を見るといつも、皆さんの御先祖様を想う、供養のかたちのひとつの表れの様に思えて、とても嬉しい気持ちになります。そのような方々が自分の周りにはたくさんいらっしゃるという事に感謝です。
午後から法要が始まり、当日は雨も降っていて風も少し強かったのですが、本堂にはたくさんの参拝者の方がいらっしゃいました。
彼岸法要は長丁場になりますが、皆さんと共に感謝を込めて先祖供養させて頂きました。
どの方にも必ず御先祖様がいて、その方々がいなければ自分はこの世に存在しなかった事を思うと、普段疎遠になりがちだなと思う方も、お彼岸には是非お墓参りをして先祖供養の時間を作って頂ければと思います。