明日から本山孝勝寺様で開かれる声明研修のため、仙台に向かいます。
去年の冬に南三陸でのボラ活動の拠点として、仙台市内で寝泊まりして以来です。あの時は、時ならぬ猛吹雪☃の中、夕食を求めて右往左往した記憶があります。
お恥ずかしい話ですが、その頃はまだこの辺りの地名になっている「榴岡」(つつじがおか)を、“ザクロがおか”と読んでおりました。JR仙石線の「榴ヶ岡駅」も“ザクロがおかえき”と。石榴(せきりゅう)の“ザクロ”だと思っていたんですね。
「ザクロの丘なんて、インパクトのある地名だな~♪」と思ってました。はい、調べもせずに、ただ思い込みで(○ ̄▽ ̄○;)ゞポリポリ
仙台研修が決まってから、色々と調べているうちに、躑躅(てきちょく)の方だと分かりました。しかし、「榴」を“つつじ”と読むにも、結構無理がありますよねぇ。かといって「躑躅ヶ岡」じゃ、なかなか難しくて書けない。
私的には、「つつじが岡」で良いと思うんですが……あれ?!パソコンで“つつじがおか”を変換したら、一発で「榴ヶ岡」が出たぞw(゚ ロ ゚ ;ナヌ?!
あれこれ調べてみましたが、確固たる理由は見つけられませんでした。躑躅(てきちょく)には「行っては止まる」や「躊躇する」という意味があるそうで、見る人の足を引き止める美しさから、“つつじ”にこの漢字が用いられたようです。戦国時代の甲斐国の英傑である武田信玄の居館、「躑躅ヶ崎館」も有名ですね。
また、「榴」は“ざくろ”転じて、赤いもの全般を指すようで、これも“つつじ”につながる一説のようです。
まあ、これから1週間、仙台で過ごすうちに何か手掛かり☆が見つかるかもしれません。きっとそんな余裕も吹き飛んでしまうほどの、厳しい僧道修行の日々になるでしょうが、心にゆとりを失わず、一つでも多くのこと(雑学も含め)を吸収し学んで参りたいと思います。
夏は長男が京都で、そして秋には私が仙台で、大変貴重な時間を過ごすことが叶います。今年度の宗祖御会式(祖滅732年 第733御遠忌)では、多くの檀信徒の皆さんと共に、威儀厳粛に法要がお勤め出来ますことを心より願っております。