開催日:2016年07月25日
先日7月25日(月)、京都上京区の本山立本寺様にて、『平成28年度近畿教区僧風林(そうふうりん)』が開林しました。
本年度の参加者は、1回生が6名、2回生は3名、そして今年3回生の長男と、5回生・聴講生が各1名の合計12名の林生です。
自分のことで精一杯だった過去2回とは違って、今度は先輩林生として下級生の面倒を見てあげる番です。
これから7月末の閉林式までの1週間、京一管区を主体とした教区の御上人方のお力添えで、貴重な僧道修行を積ませて頂きます。夏休みの浮かれ気分も束の間、子供たちはこの僧風林を終えて初めて本当の夏休みを満喫出来るのです。(とは言え、お寺の8月はお手伝いばかりですが…)
僧風林とは、日蓮宗の沙弥(僧侶としてまだ一人前になっていない子供のことを“しゃみ”と呼びます)が、お寺に一定期間籠って、僧侶としての基本を徹底的に叩き込まれる、言わばお子様向けの虎の穴(?!)のような養成機関。
しかし、お子様向けといえども、そこは法器養成の根幹をなす道場です。林生は朝5時半から夜9時まで、先生方と寝食を共にしながら仏道修行に只管精進します。もちろんお遊びは一切なし。それでも、前回の卒林式には、仲間との別れに涙した長男。何にもなくて、遊べなくて、不自由で、厳しい生活規範の中においても、子供たちの心には感動が生まれるのです。
そう…ここにポケモンはいないけれど、1週間後の君達はきっと“進化”しているはずだよ。沙門に向かって頑張れ!!