@供養の心としきたり( ー人ー)|||~~~ ナム…葬儀(3)

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第一章 葬儀について
 
今回は『枕飾り』についてご紹介します。
本日の (´ρ)ヘぇー その1 七という数字について考えますと、六の次の数字です。六とは六道輪廻(ろくどう りんね)を表します。その六道輪廻とは、まだ迷っている状態です。迷いの世界から霊山浄土に生まれ変わる・悟りの世界に入る為には、六の次の数字である七という数字が重んじられるのです (´ρ)ヘぇー
 
その2
亡くなってからは、線香を絶やさないように誰かが気を配る必要があります。これを「不断香(ふだんこう)」と言います。亡くなった人は「香りを食する」と言われていますから香は欠かせません (´ρ`)ヘぇー  
 
Q11 枕飾り
 
A 遺体を北枕に寝かせて、屏風が立てられると次に故人の枕飾りをします。頭の方に飾るので枕飾りと呼ばれます。
まず白木の台を置きます。小さな机で代用する場合には白い布をかけます。その上に一本花の花瓶・線香立て・ローソク台・枕団子・一膳飯・シキミの葉を浮かべた浄水・塩と味噌を盛った皿などが供えられます。
ローソクの光は仏の光明を意味し、冥途への道を明るく照らし出す為といわれます。
線香には、「香食(こうじき))といって死後の食物の意味と、悪臭を消す意味があります。
そして枕屏風を逆さまにして立て、守り刀(刃物)を枕もとかフトンの上に置きます。詳しくはそれぞれの項目で説明しています。
 
Q12 一本花
 
A 一本花はお釈迦様が入滅された時、沙羅双樹(さらそうじゅ)の長い枝が垂れ下がった因縁によるという説がありますその為に木の真(しん)ではなく枝を折って立てるのです。平常の献花は真を立てますが、葬式の「一本花」は仏様の涅槃の意を表して、枝を一本だけ立てるのです。また異説としては、釈尊が入滅した時、長老の摩訶迦葉(まか かしょう)は遠路にあったのですが、一本の花を持った外道(げどう・仏教以外の教えを受けている者)に出会い、彼より釈尊の入滅を知らされ、この花は、かの処『沙羅樹林(さらじゅりん)』より持ってきたものだと言われています。
他に、亡くなった人の魂の依代(よりしろ)として供える故に、一本に限ると言う説もありますし、この様な不幸なことは二度とあって欲しくないという遺族の心情もあります。
一本花は樒を使うのが通例となっていますが、地方によって異なっています。しかし何れも一本であることには変わりありません。末期の水にも樒の葉を使いますし、土地の習慣として樒が身近にあり、重宝されているという実情がありますから、亡くなってすぐ花を供えるとなると樒がよいでしょう。
 
Q13 線香は一本ですか
 
A 亡くなった時から忌中の間は、香炉に線香を一本立てます。これは、亡くなった人が、浄土に昇って行くことをイメージしていますから、何本も立てると迷ってしまうと思われたからです。つまり線香や花を一本だけ立てるのは、一筋に成仏できるようにと言う気持ちが関係しているのです。
また、亡くなってからは、線香を絶やさないように誰かが気を配る必要があります。これを「不断香(ふだんこう)」と言います。亡くなった人は「香りを食する」と言われていますから香は欠かせません。
他に、お香は遺体の臭気を防ぐ意味があるとも言われます。
 
Q14 枕団子の意味
 
A 枕団子は、早団子(はやだんご)・枕供(まくらく)などとも言い、死者の枕辺に何よりも先に供えるものとされます。
枕団子は上新粉(米の粉)をぬるま湯でよく練り、丸めて団子にしたものです。
『大般涅槃経』には、「東方の仏様が娑婆世界の釈迦牟尼仏の涅槃が近いことを知り弟子の無辺身菩薩(むへんじんぼさつ)に香飯(こうはん)を献ずるように言いました。その菩薩が釈尊の所に赴き、三度香飯を献上したのですが、釈尊はそれを辞退されました。」生前にお釈迦様が香飯を受食されなかったので、死後直ちに供えることになったものとされています。
つまり、北枕の例などと同じく、釈尊の涅槃に倣おうとする仏教徒の心の表れです。
枕団子の数は諸説ありますが、七つがよいでしょう。
七という数字について考えますと、六の次の数字です。六とは六道輪廻(ろくどう りんね)を表します。その六道輪廻とは、まだ迷っている状態です。迷いの世界から霊山浄土に生まれ変わる・悟りの世界に入る為には、六の次の数字である七という数字が重んじられるのです。六道輪廻から抜け出す七つという数で団子をお供えするのです。
そして、亡くなった人はお題目によって救われるのですから、七字のお題目の数で「七つ」お供え下さい。
また、忌中の間も枕団子をお供えされる場合があります。以前は土葬でしたから、七日毎にお供えした団子を埋け墓に持って行きました。ですから、七日毎に団子が必要だったのです。しかし、火葬となった現在、お骨は忌中祭壇にお祀りした状態で、埋け墓にはお参りすることもありませんから、枕団子のお供えは、枕飾りの時だけと考えてもよいでしょう。
ですから、葬儀が終わった後の忌中「中陰飾り」でのお供えは、お仏飯だけでもよいのです。
 
★大阪豊能宗務所発行『供養の心としきたり』より★

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