昨日8月26日、当山護国寺で盂蘭盆会が厳修されました!
お盆とは、私たちのご先祖様をお迎えし、供養の誠を捧げていくのはもちろんのこと、
彷徨っている救われないものたちも供養を志していく行事でもあります
法要後の法話も、お盆の心得と題し、この事をお話させていただきました。
私たちはついつい、自分の事ばかり考えてしまいます(`◇´)/
それは先祖供養も例外ではなく、自分の先祖さえ供養すればいいと考えがちです!
それではいけないよと、お諫めになられたのがお釈迦様です
お盆の由来である、目連尊者の古事はまさにそれを物語っています。
すなわち、餓鬼界に堕ちていた母親を救おうと一生懸命になればなるほど、
自分の母親ことばかりしか考えなくなります。
餓鬼界には母親以外にも、たくさんの救われない餓鬼がいたにもかかわらず、
そこに目がいかない・・・。いや、見て見ぬふりをしてしまいます・・・。
それだから母親を救うことができなかった。
故に、このお盆は我が事(先祖)ばかり考えず、
すべての者たちを救おうとする供養の気持ちを何よりも尊ぶのです。
その心得こそ、仏への第一歩
まさに日蓮大聖人の『盂蘭盆御書』の一節、
自身仏にならずして 父母救いがたし
でありましょう。
最後になりましたが、昨日はたくさんの檀信徒の皆様のご参拝を頂き、
本当にありがとうございました
これでようやく、忙しかった8月の行事をすべて終えることができホッとしております(´ェ`)
まだまだ暑い日々が続いております、どうぞお体をご自愛下さいますよう、
ご祈念申し上げ、盂蘭盆会のご報告とさせていただきます。