本山妙傳寺の塔頭(支院)である
本光院に
入寺して、4年が経ちました
思い起こせば平成29年の1月に、
先代住職が急に御遷化(お亡くなり)になられ、
仏縁があり、本光院の住職となりました
ところが、堂宇は傾き、
雨が降れば十数カ所の雨漏り
借財も500万ほどありました
そして何よりも、引き継ぎがなかったので
檀家さんがどこにおられるかも分かりませんでした
これは大変だぞ・・・。
と思いながらも、どうやったら復興するか
計画を練りました
まず毎月寺報を発行し檀信徒へ届ける
次に当たり前ですが、
日中はほぼほぼお寺にいる
そして本光院の目の前は、
由緒寺院の西身延・本山 妙傳寺
毎日多くの檀信徒が御首題を授かりにお越しになっていました
本光院も御首題(ご朱印)をはじめたら
来て下さるかな?と思っていると、
なんと変化の人が現れて、
ご朱印の『印』すらなかった本光院に
寄進してくださったのです
せっかくご朱印(御首題)をするならと、
法華経や、
日蓮大聖人が残された御遺分を
毎月変えて月替わりの御首題にして
お越し下さった方に、
お茶とお菓子を出し、
意味を説明するため
3~5分の法話をしました
するとこれは珍しいとのことで、
多くの方がお寺に来て下さるようになりました
多くの方がお寺に出入りすることで、
次第にお寺が呼吸するようになってきました
これは何と言って良いか分かりませんが、
今まで何も変わらない硬直感があったのが
檀家さん以外の信者さんが増えてきて
その皆様がアイデアを寄せて下さり、
お寺の悪いところをドンドン改善していくことができたのです
つまりは閉塞感を打ち破ったと言って良いのでしょうか
トイレを改修し、冷暖房を設置し、
手すりをつけて、すべて椅子席にしました
これは全部、お越し下さった方からのアドバイスです
居心地が良くなると、
今度は檀家さんが多くお参りに来て下さるようになりました
年間行事の彼岸会や、盂蘭盆会は
参拝者が倍増しました
これは心から嬉しかったです
中編につづく・・・。