勇師法縁

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 勇師法縁とは、山科護国寺の開山であり、山科檀林を開創した法性院日勇上人を縁祖とする法縁です。
 日勇上人は、妙傳寺第十四世の猊座の傍ら、山科檀林において講務をとり、多くの学僧が集まりました。山科檀林の化主を務め、身延山久遠寺第三十世になられる寂遠院日通上人など、名僧を次々と輩出します。やがて、この山科檀林で学んだその出身者、およびそこから出た有能な僧侶とその指南をうけた人たちが集って、いくつかの集団ができました。それはやがて法類、法縁と呼ばれるようになっていきます。
 この山科檀林から出た法脈を勇師法縁といい、この法縁から通師法縁(堀之内法縁、千駄ヶ谷法縁、一ノ瀬法縁、雑司ヶ谷法縁)、潮師法縁といった法脈を生み出しました。本山 妙傳寺は勇師法縁の縁頭寺院として法縁を統括しています。

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