瞑想体験のご案内
瞑想とは、お釈迦様が悟りを開かれたときのスタイルをモデルにしています。
肩を叩かれる座禅よりシンプルで、あまり特別なものと考えないでください。
瞑想にはいろいろありますが、取あえずは気楽に取り組める方が良いし、やはり目的は心と身体の整理整頓をしていくものだからです。
身体一つで訪れ、瞑想に取り組み、終わった後には茶話会も開かれます。
ご自由にご参加ください。
当寺の瞑想体験
座禅瞑想 静かに座って体験
読経体験 お経を読む
唱題瞑想 太鼓に合わせて、大きな声で唱える
座禅瞑想の流れ
塗香(ずこう)
お香を右手の人差し指と親指で一摘みし、左手の手のひら、右手の手のひら、それぞれの手の甲へと塗りこんでいきます。
これから瞑想を始める「スイッチ」
お香のニオイを身にまとい、本堂の中へ。全員で手順をゆっくりとこなしつつ進めていく。何ひとつとして難しくはありません。
合掌と共に「立ち、座り、歩き」を繰り返し、「吐いて、吸って」の深呼吸を繰り返して、血流と脳が落ち着いてきたところで座って、瞑想に移ります。
静寂の中で精神と感覚が鋭敏になります。小さな物音や周囲の様子に意識が飛んでしまいますが、徐々にその意識は内へ内へと向かっていきます。
気づけば遠くから聞こえる雑踏も聞こえなくなり、耳にするのは静寂だけ。
いろいろな思考が次々に脳裏を駆け巡りますが、深くは考えず、ただただ受け流していくのです。
心も身体も 「整理整頓」
自らの身体と精神を正しくコントロールし、
日頃の生活で積み重なった自分の心の内を整理する
なかったことにするのではなく、ありのままを認めた上で考え直す
止観(しかん)
仏教では瞑想法を大きく二分して、集中する瞑想を「止」、観察する瞑想を「観」としますが、共にこの二つを行うことが大切とされます。
瞑想のやり方と紹介(当寺で行う瞑想の方法)
まず集中して何も考えない瞑想(止)
数息観
ただ吐いて吸う、呼吸の数をかぞえることに集中します。
読経の瞑想
簡単なお経を、繰り返し読むことに集中します。
唱題の瞑想
太鼓に合わせて、大きな声で題目を唱えることに集中します。
次に心を深く観ていく瞑想(観)
懺悔の瞑想
お詫びの瞑想で、自分の過ちや迷惑をかけたこと、傷つけたことなど、言葉や思い、振舞いのどんな小さなことでも、さかのぼってお詫びします。
知恩の瞑想
感謝、恩を知る瞑想で、今日一日お世話になったこと、昨日、今月、今年、生まれてからとさかのぼっていき、どれ程助けられて、今があるかを考えていきます。
慈悲の瞑想
思いやりの瞑想で、慈・悲・喜・捨の四無量心( しむりょうしん )の心をもって、自分と他人の関係を見つめ、恩返しを考えます。
慈悲の瞑想はこのような感じ
心の中で唱えてみる
「私が」幸せでありますように・・・・・・・・・慈
「私の」苦しみがなくなりますように・・・・・・悲
「私の」願いが叶いますように・・・・・・・・・喜
「私が」強い気持で選択できますように・・・・・捨
幸せになりたいですよね !
次に唱えるのは「 」の中に名前を入れてみて、慈・悲・喜・捨を
「私が哀れだなと思う人が(の)」
「私が嫌いな人が(の)」
何だか嫌な感じ、葛藤が出てきたな?
次に、この言葉を唱えてみる、顔や名前も入れてみて
「私を嫌っている人が(の)」
「私が恐れている人が(の)」
不思議な感覚になってきた
そして最後に唱えること
「生きとし生けるものが(の)」
瞑想をすることで自分自身が変わります
こうして自分自身が蓋をしていた心の奥底をチョット開けてみましょう。自分ひとりでなくお坊さんにサポートしてもらう、お寺での気づきの瞑想体験。お寺に足を運んでみませんか。新しい自分にあえるかも!