慈母観世音菩薩(じぼかんぜおんぼさつ)

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 智弘院の境内には観音様がお祀りされております。安産のご祈願や良く育って欲しいと子育てのご祈願、また水子供養などでお参りがあります。
 観音様は「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」に説かれる菩薩様で、その慈悲は広大で、人々の悩み苦しみを観じて、相手に応じて「33」の姿に変身し救済するという菩薩様です。
 あらゆる人を救い、人々のあらゆる願いを叶える事から、十一面観音や千手観音が有名なほど、古来から観音信仰や三十三霊場巡りなど、現世利益を授けてくださる菩薩様として、多くの人々の信仰を集めています。
水子供養の唄をご紹介いたします。
 「水子供養の偈(げ)」
水子(みずこ)のうちに 捨(す)てられて
闇路(やみじ)に迷(まよ)う 幼(おさ)な霊(れい)
行方(ゆくえ)も知らぬ 一人旅(ひとりたび)
抱(だ)いてあやす 人もなく
添(そ)い寝(ね)も頼(たの)む 親もなく
墓(はか)も位牌(いはい)も なき故(ゆえ)に
いずこに宿(やど)る ところなく
教(おし)え導(みちび)く 人もなき
憐(あわ)れいとおし 闇(やみ)の魂(こ)を
大慈大悲(だいじだいひ)の 懐(ふところ)に
抱(いだ)いて育(そだ)て 彼岸(かのきし)に
導(みちび)き給(たま)え 観世音(かんぜおん)
やがて正法(しょうぼう)の み教(おし)えを
受(う)けて覚(さと)りを 開(ひら)かせて
来世(らいせ)は聖者(せいじゃ)と 生(う)まれきて
人の命(いのち)の 尊(とうと)さを
伝(つた)え導(みちび)く 人となり
親子(おやこ)もろとも 救(すく)われる
あゝ有難(ありがた)や 観世音(かんぜおん)
あゝ有難(ありがた)や 観世音(かんぜおん)
南無妙法蓮華経
 

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