第57回日蓮宗布教研修所

11月11日は「紅葉企画」と題しまして数珠作り体験を行いました。
本山本土寺様は紅葉でも有名であり、毎年この時期には多くの紅葉を境内で見る事が出来ますが、今年は９月、１０月と気温が高い日が続いた事から紅葉企画当日は２～３割程の色づきでありました。
しかしながら日曜日ということもあり、多くの参詣、参拝の方がいらっしゃいました。

数珠作りは個人差もありますがおおよそ１５分～２０分で出来、終えられた方から随時研修員と一緒に開眼法要に参列して頂きました。
 

開眼法要では、まず何故開眼を行うのか、御題目の意味について簡単に説明をし、唱題を一緒に御唱えする事で参詣の方もより仏教や法華経を身近に感じて頂けたのではないかと思います。

当初の予想を大きく上回る方がお越しになり、こちらで予め用意していた１２０程の在庫が足りなくなる程でした。
今回の企画を通して宗派や世代を問わず数珠作りに関して皆様が興味や関心を強く持たれている事を感じました。印象に残ったのは若いお子様連れの方や、お年を召された方が多く訪れになっていたことです。残り２週間程の研修生活でありますが、研修を終え、自坊や随身先の寺院でこういった活動を通して仏教や寺院に関心をもって頂く事、言い換えるなばどう関心をもってもらうように思案するか、柔軟で斬新なアイデアを日々取り入れいていく事もまた布教する上で大切な事であると思いました。無事に企画を円成することが出来、心から嬉しく思います。