東京東部日蓮宗青年会では、東日本大震災の発生以来、岩手県陸前高田市を中心に復興支援活動を行っています。
本年も、3月10日〜11日に陸前高田市にて慰霊法要等のお手伝いをいたしました。
3月9日の夜に東京を出発し岩手県へ。
11日に執り行われる『悲母観世音菩薩遷座式 並びに東日本大震災慰霊法要』への協力のため、10日は法要準備のお手伝いをしました。悲母観音様が遷座された妙恩寺様は、震災で被災し、4年間そのお堂がありませんでした。4年という歳月を経て、本堂が移転・復興され、10日にご本尊勧請式も営まれました。
翌11日の午前中に、悲母観音様が遠野市の法華寺様から妙恩寺様まで運ばれ、堂内に安置されました。
この観音様の体内には、多くの方々の願いや祈り、お題目、震災で亡くなられた方々のお名前などが書かれており、その筆入れ式が行われた際にも、私達はお手伝いをさせていただき、参列をさせていただきました。
午後2時30分から始まった法要は、妙恩寺のご住職を導師に有縁のお坊さん方が出仕。檀信徒の方々と共に法要を営み、2時46分には鐘の音と共に合掌をして黙祷を捧げました。
妙恩寺様の新本堂に遷座された観音様は、たくさんの方々の願いや思いが込められた観音様です。日々、この観音様に手を合わせに来られる方も増えていくことと思います。
私達青年会も、また必ずこの悲母観音様にお参りをさせていただきたいと思います。
私達は、3月11日を忘れません。できる時に、できる人が、できることをして、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、1日も早い復興を願って行動をしていきたいと思います。