令和4年11月5日(土)京都市上京区にある本山本法寺にて第81回京都日蓮宗公開講座が開かれた。令和2年1月を最後にコロナ禍により中止されてきた公開講座だが、感染対策を講じて開かれ多くの参加者が集まった。
講師は身延山久遠寺布教部長でもあり日蓮宗常任布教師でもある豊田慈證師が「身延山開闢750年によせて」と題して講義された。来年で日蓮聖人が身延山に入られて750年になることなど、時折笑い話が入るリズム良い法話に参加者もリラックスした表情で聞き入っていた。豊田氏は「私たちは六道を行ったり来たりしている。この世の中は思い通りにならないことがたくさんあるがいちいち迷っていてはいけない。仏様の教えを杖柱としきなさい。お題目によって自分の心の糧としなさい。」と熱く語りかけ締めくくられた。