護国寺 第585世 上田尚史師 法灯継承式

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 秋晴れに恵まれた10月16日。京都市山科区護国寺で第585世上田尚史師の法灯継承式が行われ、僧侶檀信徒約70名が参列した。
 開式前、57年間護国寺を護持されてきた前住職上田尚教師は本堂に上がると檀信徒の皆様に向かい「ありがとうございました」と頭を下げてこれまでの感謝を述べられた。
 式では沙弥袈裟を付けた小学5年生の長男尚清君が侍者を立派に務め、雅楽の音色が堂内に響く中で寺宝伝授・弟子曼荼羅授与・献供が厳かに執り行われた。
 橋本一妙宗務所所長は祝辞の挨拶で「前住職、新住職、その息子さん、三世代のご活躍によりこれからも護国寺がより一層の隆盛することを期待します。」と述べられた。
 尚史新住職は「これからも仏祖への給仕を怠らずに、行学の二道に精進してまいります。そしてまずもって心に決めていることは、基本に返って檀信徒の皆様のご先祖の精霊を懇ろに供養するお坊さんになりたい。護国寺やったらしっかり供養しはるよと思われるお寺にしてまいりたい」と満堂の檀信徒の前で力強く誓われた。

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