3月4日京都市左京区の日蓮宗尼衆宗学林で、卒業式が行われ、長崎県出身の長岡多加子さんが卒業した。新型コロナウイルスの蔓延防止処置発令中のため、来賓は京都府第一部宗務所の梅本光祥副長のみ。教授5名。長岡さんの師匠でもある父親と母親の9名で行われた。副長から「この一年間で習ったことを基礎としてこれからも精進してください。」と。
また、上田教尚林長からは「僧侶になったからには、『女を出すな。しかし、女を忘れるな。』というこの学林の校是をいつも心に置いて精進してください。」とはなむけの言葉をもらった。これに対し、答辞で「先生方から教えていただいたことを感謝とともに忘れずこれからも精進します。」と、声を詰まらせながら涙とともにお礼を述べた。
長岡さんは、長崎安國寺に戻り師匠の父のもとで檀家さんに寄り添った教化を目指す。