6月14日(月)西の祖山と呼ばれている京都市山科区大本山本圀寺にて長野県飯田市長源寺の住職早川日章師が第107世の貫首に就かれる晋山式が営まれた。
心配された天気も晴れ、コロナ禍による緊急事態宣言が発令されていた為、本山来賓檀信徒数十名が参列した。通称赤門と呼ばれている開運門より雅楽の音色と共に師衆昇堂し、本圀寺第99世森日洸猊下より早川貫首に拂子が継承された。その後六条門流の拠点寺院として、先代伊藤日慈猊下が道半ばにしてやり残された事を自らの身をもって継承していく事を力強く奉告文で述べられた。
最後に中川法政宗務総長より「宗門における布教の根本道場と言っても過言ではない本圀寺で早川猊下には長きに渡って御在位頂き、すばらしい人々が潤い賑わうお題目結縁の道場となしていく六条門流を復興、再生を目指して頂きたい。」と祝辞を述べられた。