尼衆学林卒業式

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 3月5日京都の尼衆宗学林で卒業式が行われた。今年は2名の林生が巣立っていった。
 2人とも山梨笛吹市教善寺田中教道上人の弟子で、田中妙縁さんは今年の信行道場を予定、新井春香さんは身延山大学に進みさらに行学に励むことになっている。
 林長からは「法式は僧侶の背骨であるという事と、女を出すなしかし女を忘れるなという事を生涯忘れることなく、さすが尼衆宗学林の卒業生だと言われるようにさらにご精進ください」と。また、京都府第一部橋本一妙所長から「あなた方二人の今までの精進は嘘をつきません。正しい行動規範と仏様の正しい教え。この行学二道をさらにご精進ください」と。さらに、藤田尚哉宗会議員からは「女性教師の割合が一割に達しようとしており、世の中の情勢もSDGEs平等が叫ばれております。宗門としても平等の観点から女性の活躍、参画に期待しております」と祝辞が述べられた。
 これに対して、卒業生代表新井さんから「数珠の持ち方から着付けなど何もかもが初めてのことで、読経さえおぼつかなかった私たちでしたが、辛抱強く丁寧に教えてくださった先生方の心あたたかいご指導に感謝いたします。また、日蓮聖人の“わとうども二陣三陣つづきて”というお言葉に恐れ多くもこたえられるような僧侶となるようこれからも精進いたします」と答辞を述べた。
 来年度の入林生はまだ申し込みがない。募集中である。
 

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