2月22日向日市北真経寺にて、笈田泰淳上人の第五行成満帰山報告式が営まれ、僧侶・檀信徒約百名が参列した。当日は寒さ厳しく、時より冷たい雨が降る中、行僧6名と共に本堂前にて水行式を行った。
多くの檀信徒で埋め尽くされた本堂での帰山報告式では、笈田師は力強い読経と修法の後、宗務所長、修法師会会長より祝辞が述べられ、副伝師植田観亘師(京都市上京区實成院住職)より伝師相承認証書授与が行われ、盛大な拍手で讃えられた。
奉告文では、初行より苦楽を共にして来た檀信徒と一緒に今までお寺を支えてきた熱い思いと五行成満できた感謝を述べられ、時には目に涙を浮かべる場面もあった。そして最後は力強く「これからも檀信徒と共に精進する」と語った。