10月29日、秋が深まる京都の本山頂妙寺で、福岡県妙正寺の住職 田中日淳師が第91世の貫首に就かれる晋山式が盛大に営まれ、全国から僧侶檀信徒約300人が参列した。
式では雅楽の音色が堂内を荘厳に包み込む中、田中新貫首による三宝給仕がなされた。報告文では「此の大事は師父第77世本岳院日榮師を初として恩分に預かる所の諸上人へ
の報恩の為、久留米妙正寺のみならず四国九州の法縁寺院の慶事とこの大役を拝受す、しからば則ち、我品行を方正し先師の法流 則ち法式声明雅楽研鑽への塔中千氏の思いを受け
止め、是を勧奨し頂妙寺護山そして護法扶宗の職務を篤実に確守せん」と継承に対し報恩の思いと護山の決意を述べた。
また11月17日には、日蓮宗京都八本山会の加盟式が本山頂妙寺で執り行われ、重要な行事や事業において本山が連携を図る八山盟約書に田中新貫首が署名し、宗門発展のために寄与することを誓われた。